令和6年度の法人全体研修を9月3日に実施しました。
今年は、職員より「性教育について学びたい」という声を受け、
京都教育大学講師の門下祐子先生に
「障がいのあるお子さんの包括的性教育」というテーマでご講演をいただきました。
受講後の職員の声
- 性的な関心や行為について、ネガティブなイメージやタブーなことという認識があったことを自覚した。それ以外の子どもの要求や困りごとについては原因や背景を見ていくのに、なぜ性的部分ではそこを見ようとしなかったのだろうか。否定から入るのではなく、肯定的な関わりから入り、まずは子ども達の話を良く聞いていきたい。
- 性教育を行う上では、正しい知識はもちろんのこと、大人と子どもが安心して話せるような関係性を築くことも大切だと感じた
- 性教育という言葉に対してハードルが高いと感じていたが、性に対しての知識が狭義で少なかったこと、「どうして性教育が必要なのか」ということに思い至っていなかったことが理由なのではないかと気づいた。
- 未就学のお子さんに性教育は早いと思い込んでいたが、幼いころからその年代に合わせた内容を伝えていくことが必要だと学んだ。
- 子ども達の「自分で決める権利」を守るためには正しい知識が必要になるため、科学的に正確な教育が大切であると思った。
- 私たち福祉職員の多くが学んできた性教育は限られた部分だと思うため、それを自覚し、海外での現状や取り組みから学んだり、障害者権利条約にあるように「生殖および家族計画について年齢に適した情報及び教育を享受する権利」について考えたりして行くことが重要だと感じた。
法人全体研修では、職員の専門性と人間性の向上を目的として、
子ども達の支援に携わる上で必要な知識や技術、最新の情報等を法人職員全員で学んでいます。